2017/07/15

スカンジナビア・デザインが?

写真を撮るのが苦手な私ですが、植物だけはフォトジェニックなので、私が撮ってもなんとか見るに堪える仕上がりになるようです。なので、今日もお花を撮ってアップしてみました。とはいえゴーヤの花ですから地味です。でも、葉や蔓の部分は形が面白い。葉と花の間に変な葉っぱのようなものがあるんですね。こんなデザインの植物だとは知りませんでした。

というわけで、とうとうゴーヤの季節!夏になりましたね!

気温も30度超えになると、私は伊豆の海にひとっ飛びしてきたくなります。けたたましい蝉の鳴き声を背後に、ビーチサイドで波の数を数えながら、ヘミングウェイの『老人と海』を思い出すというのが私の夏に欲しいひととき。今年も実現させたいところですが、それはさておき先日の話の続きです。

『北欧女子オーサが見つけた日本のふしぎ』を読んで、とても印象的だった見開きページがこれです。

オーサの母国スウェーデンは、日本ではどんな印象があるのかというこの見開きページですが、私がとにかく驚いた内容は、まず左から。

スウェーデンといえばIKEAだけど、日本でも家具はやっぱりIKEAで買うのかと質問する友人に対して、オーサの返事は、IKEAに行く目的は家具ではなく食品売り場だと4コマ内で答えます。その横にオーサのコメントがあります。「日本ではスカンジナビア家具は有名だけど、個人的には、、、つまらないよ!」と。え!スカンジナビア・デザインがつまらないですと??

北欧ではどこにでもある平凡なデザイン、ということなのでしょうか。私にしてみれば、人気の家具ということはもとより、子供の頃我が家にあった、アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーの家具、アラビアの食器、マリメッコのテキスタイルなどのデザインは、単なる「好き」を超えた懐かしさや、親しんできたという安心感もあるので思い入れも深く、まさか「つまらない」と形容されるものとは想像もしてませんでした。では逆にスウェーデンの人にとって素敵なデザインとはどんなものなのでしょうね?日本のものなら例えば鎌倉彫りとか、会津塗りとか、あるいは炬燵とか、そういった伝統工芸品のような物でしょうか、それとも日本のテクノロジーを駆使した電化製品のハイテク・デザインでしょうか。何れにしても、私は、北欧デザインも日本の伝統工芸も、どちらも好きですけれど。

次に、右のページにはこんなことが書かれていました。オーサが説明するスウェーデンの特徴は、男女平等、多文化社会、コーヒーを飲む文化、そして最後に「『ちょうどいい』が認められる国」とあります。なんでもほどほどにが良いそうで、例えば牛乳ひとつにしても脂肪分が中くらいのものが人気だとか、オシャレしすぎるのは白い目で見られるだとか。とにかく「ほどほど」でないものは、厳しく批判されるそうです。これには本当に驚きました。同じ欧州でも、北欧とフランスやイタリアなどのラテンヨーロッパとでは随分と違うものだと。

少なくともフランスでは逆です。まず、オシャレに関しては、ブランドものや高級品を身につけることは評価の対象になりにくいですが、どこまでセンスを研ぎ澄まして、スタイリッシュになるか、というところは大切で、エキセントリックであればまず一目置かれます。それは、すなわち個性があるということ。自分の考えや主張がきちんとあるということの表れで、フランス社会で一番重視されることだと思います。それこそ、「ほどほどな」着こなしや考え、どっちつかずの中立的な立ち位置などをアピールすれば、中途半端で勇気がない人とみなされ、非常にカッコ悪く、嘲笑されるどころか、魅力がないので相手にもされません。人とは違う個々の個性が尊重されるフランスのような文化では、ほどほど、そこそこ、無難なもの、それらはすべて平凡に映り、悪とみなされる、と言っても過言ではないかもしれません。ただ、これ、フランス内でも、家庭や職場など環境によっては多少の温度差があるかもしれませんね。たとえば保守的な環境だと、やはり少しは「ほどほど」を大切にしていると思います。

私が好きなa-haも、おとなりのノルウェーだけあって、確かに尖っていないというか、やりすぎない感じがありますね。若い頃は物足りなく感じたこの特徴も、40も半ば過ぎると心地良い。丁度、締め付けがなく、ゆったりとした服が着たくなってくるのと同じです。

というわけで、『北欧女子オーサがみつけた日本の不思議』、漫画なので構えずに済みますし、色々な発見があるのでよかったら読んでみてくださいね。

(Anne)

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