2017/06/16

こんな活動をしています

私の絵本好きが高じて、最近では地域の読み聞かせ活動も積極的にしています。

絵本好きと言って、それがどのほどかというと、こうです。就学前の0歳から6歳までの間に、息子に読んで聞かせた本の数(絵本・童話・児童文学)はおよそ800冊。一冊にいくつものお話が入っている本もあるので、物語の数でいうと1000は超えています。小さいうちは同じ物語を何度も読んでもらいたがるので、冊数は控えめでしたが、就学前の6歳ごろになると、突然一度読んだ本には目もくれなくなり、次々に新しい物語を欲するようになりました。そして小学校に上がった最初の1年で350冊(は優にあると思います)。もちろん量こそが大事だとは少しも思っていませんが、絵本が好きで自ずとそういう結果になった、ということです。ついでに息子も今では読書好き。

それで、さらに家の中だけでは飽き足りなくなり、地域のお話団体に入れてもらうことになりました。こうして子供達のために、せっせと選書して読んで歩いて回ることになったというわけなのです。

絵本の読み聞かせというのは、もちろん誰でもできると思いますが、お家で我が子に読むのと、子供達を集めたお話会ではだいぶ違い、後者の場合はある程度のコツが必要だそうです。読み手向けの講習会や実習勉強会などがあるので、ベテランの講師に教わりつつ、私もその「技」を少しずつですが身につけていっています。ここ最近、ようやく少し慣れてきたな、と感じているところです。

目下、活動の場は3箇所。

私が読み聞かせやお話会で楽しみにしている一つには、絵本選びがあります。図書館だと小さい子が多いので、わかりやすくて見やすい本、地域の小学校に出向くときには、シンプルでありながら少し内容が深い本。遠目に映える絵、だとか、季節を意識したテーマ、だとかの気配りも必要で、あれこれ考えながら選ぶのは本当にわくわくします。

そんな感じで活動を楽しんでいるわけですが、先日仲間の一人が小学生でも高学年になってくると選書に困ると悩んでいました。確かに、ほんの10分~15分の間に1~2冊となると、長い話では読みきれないし、そもそも集団で聞く場合は、いろいろな子供がいるので、集中力も散漫になりやすいことから、年齢より少しばかり易しい内容のものを選ばなくてはいけません。でも高学年となるとそれ相応の、聞き応えのある内容でないと白けてしまうと。なるほど、それには私も頷きました。

そこで、中学年から高学年を意識してみた結果、こんな素敵な絵本に出会ったというわけです。

(上の写真は、左上から時計回りに、『ぼくのだいすきなケニアの村』(BL出版)、『アローハンと羊』(こぐま社)、『うみのむこうは』(絵本館)、『少年の木』(岩崎書店)。)

中~高学年には、歴史や国際的な感覚に触れるような内容も必要かなと。

『ぼくのだいすきなケニアの村』これは一見、低学年向けのような気もしますが、大人もヘエと思うケニア発見があって面白いです。

たとえば、ケニアといえば草原というイメージがありましたが、それを払拭してくれるような商店なども登場します。(村があるのだから当然といえば当然ですが。)虫を捕まえてそのまま食べるシーンは、心地よい衝撃を受けます。絵もケニアの人々がすぐ隣にいるような感覚を覚え躍動感があり、温かみに溢れた親しみやすいタッチです。

ケニアは、「遠いどこか」、「知らない人々がいるところ」、ではなく、自分たちと同じ、でもちょっと違うところもある楽しいところ、という感覚が得られるのではないでしょうか。私は思いの外、気に入りました。

『アローハンと羊』。テレンス・マリック監督の映画を思い出すような絵本。壮大な自然と澄んだ空気を映し出す、流れるような美しいモンゴルの情景詩です。淡々とした物語でありながら、自然を愛でる心、命を大切にする心が膨らみそうです。絵は古典的な水墨画で地味ですが、私はこういう子供に媚びない、優れた絵の絵本が好きですね。

次に『うみのむこうは』ですが、これはお馴染み五味太郎さんの作品で、相変わらず色彩がきれいです。これはさすがに低学年向けですが、海の向こうへの思いを膨らます作品で、想像力がグンと広がりそうです。シンプルで見やすいのでお話会にはもってこいですね。

最後に、これまた私が気に入った作品です。『少年の木』ですが、舞台がおそらく中東。

戦いで瓦礫だらけになった地に、少年は小さな葡萄の芽を発見します。まるで希望の光を灯すように、一生懸命育てていると、葡萄の蔓はやがて大きな木陰をつくり、そこには小鳥が集まり、子供たちが集まり、小さな楽園となります。

ところがあるとき兵士がやってきて、蔓を根こそぎ取ってしまい、小さな楽園は消えてしまいます。少年は悲しみますが、生命はすばらしいもの。少年が育てた葡萄は、散った種から、残った根から、少しづつ芽が出てきて、やがてーー。平和への願いが込められた、高学年でも読み応えのある作品でした。

それにしても、数え切れないくらい素晴らしい絵本があって、正直、紹介しきれないのが悔しいところです。

Anne

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