2016/03/16

はじまりのはじまり

あんぱん

美味しそうでしょ?

あんパンです。

でもこれは、絵です。しかも木版画です。木版画の絵本です。

さて。絵本好きが昂じて、読み聞かせをうちの子だけでなく他の子にも、という思いでよそのお宅に「お話アンヌがおじゃまします」ということになりました。

まずは1歳を迎える訪問先の女の子のための選書をしなければなりません。でも、その前に、読み聞かせの知識をと思い、講座に申し込んで学んできました。先日です。なぜか遠方の土浦まで足を伸ばして。読み聞かせのはじまりのはじまりは、講座から。

いやはや、ウチで息子に読んで聞かせるのと、目の前の子供たちに読んで聞かせるのでは随分と違うということに驚きました。まず、本の持ち方が違いました。ウチでやっていたような適当な持ち方ではだめ。横書きの場合は右手で持って、右側に構え、左手でページを送る、ページをめくるというより、送る、押す、という手の動きの方が綺麗に見えるそうです。スムーズな手捌きがあってこそ子供たちの注意を集めることができるのでしょう。紙芝居もそうですよね。スッと絵を抜けなかったらそれだけで魅力が半減してしまう。

こんな細かなことから始まり、いちばん大切だという選書に関しても指示がありました。家で読んで聞かせる本は各家庭それぞれであっても、お話会などでは集まる子供たちの年齢層より少し下の作品がいい、色彩がはっきりしていて遠くからでも見やすいもの、できれば見開き1ページに1つの絵がいいそうです。その他にも約束事はたくさんありました。でもどれにも納得。とにかく家でのプライベートな読み聞かせと、全く別物だということに、私のモチベーションもさらにアップしました。面白い!!

選書のアドバイスの中で例に挙がった絵本の中には、こんな作品がありました。先ほどのあんパンが登場する『パンどうぞ』(講談社)です。

クロワッサン

写真のあんパンやクロワッサンのとおり、美味しそうなパンの絵が描かれています。これは赤ちゃん用に止めておくのはもったいない。「これは、木版画なんですよ」と手法を伝えると、講座を受けていた大人たちが思わずグッと身を乗り出して、まんじりと絵をみていたぐらいです。年齢を問わずオールマイティーな作品だと講師の方もおっしゃってました。実際、多年令が集まるお話会で、この本を出してみたときも「木版画」だと伝えると、幼い子はもとより、小学生が大変興味持って聞いてくれた、とのこと。文章は「あんパンどうぞ」「ぱくっ」、「クリームパンどうぞ」「ぱくっ」、といった極めてシンプルなもので小学生には一見退屈かと思われるものなのに。ものすごい絵の引力を感じました。作品選びって奥深い!

余談ですが絵本の中のパンといえば、『カラスのパンやさん』(さく:かこさとし)の様々な形のパンが登場して、いつ見ても飽きません。『ふしぎなバイオリン』*では、木に生った(そう、木に)バター滴るトーストの美味しそうなこと!昔、そんなトーストが作りたくてなんどもバターと奮闘したことが思い出されます。それをまた思い出して、今朝のトーストは、焼く前にバターをたっぷりのせてからトースターにいれました。じゅわーっと、バターが溶けて美味しいんですよ。

さて。次回はお話アンヌのはじまり。訪問記をお伝えしますね。うまくいくかなぁ。。。

(Anne)

パンの絵本

 

右:『パンどうぞ』(作:彦坂有紀、もりといずみ、講談社)

左:『からすのパンやさん』(作:かこさとし、偕成社)

*『ふしぎなバイオリン』(作:クェンティン・ブレイク、訳:谷川俊太郎、岩波書店)

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