2015/06/22

嬉しい手土産

手土産っていいものだなぁ。改めてそう思ったのは、先日フランス人一家を招いたときだった。

よそのお宅に招かれて、ぶら下げていく手土産といったら、日本では大概、ケーキやクッキー、おせんべいの詰め合わせや、フルーツなどがメジャーかな、と思う。私も、そんなようなものの中で招いてくれた人の好みに合わせて選んでいくのだが、もう片方の手にはワインを一本ぶら下げていることも多い。それは、単純に、私がワイン好きで、招かれた先でも飲む気満々で、かつ、招く側も飲む気満々、という場合が多いからというだけでなく、そもそもフランスの習わしがそうだから、なのだ。フランス生活が長かった私は、手土産の感覚は、どうやら半分フランス風。フランスでは、招かれたら、アルコールを飲まなかろうと、ワイン1本(まー、赤ワインってことが多い気がするけど)はぶら下げていかないと非常識、ってことになってしまうのだ。日本では、よほど好きでなければ手土産にアルコールという感覚はマイナーかもしれない。反対に、日本のようにフルーツをお土産にすることは、フランスでは稀。たまたま市場の前を通って、美味しそうなネクタリンがあったから、ついでに、ということはあっても、オマケに過ぎない。

また、ある時、東京で友人を招いたら、「はい、お土産!」と渡されたのが、食パンだったこともある。その時私は、当然、素直に喜んだのだが、友人が帰ったあとで、まてよ、と思った。某有名パン屋の食パンであるにしろ、フランスだったら手土産にパン、はありえない。よほど親しい間柄で、しかも超特別なパンなら、さっきのネクタリン同様、オマケで持っていけるかもしれないが、一般的には、NG。だって、よそのお宅に招かれて、「白米炊いたから、持ってきたわ」は、ないでしょう?いくら特上のこしひかりだったとしても、NGかと。お赤飯なら話は別だけど。

というわけで、手土産も文化によって、喜ばれるもの、失礼になるもの、様々だ。それでもって、さっきの話に戻ります。

ピンポーン、とインターフォンが鳴ったので出てみると、そのフランス人一家だ。約束の時間ピッタリに来たので、フランス人にしては珍しい。大概30分ぐらい遅れてつくのがマナーとされるからだ。でも時間通りで嬉しい私は、「時間通りじゃない!!」と大げさに驚いてみて、ニコニコドアを開けた。挨拶の後、ハイと差し出された手土産は、もちろんワイン。昼間だったので、キンキンに冷えたロゼが嬉しかった。そして、もう片方の手に、大きな黄色いバラの花束。「うわぁ~!!綺麗!!」。そうだ、そうだ、そうでした。フランスでは、手土産にワイン、それと、花束、というのが主流なのだった。

花束って、お腹にたまるものではないけど、気持ちが満たされる。どんな文化であろうと花束は本当に嬉しいですよね!!(Anne)

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花束の写真撮ってたら、ウチの猫が寄ってきた。

バラと猫

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