2015/06/11

テルマエ・ロマエなカツオ

お蕎麦をフォークで啜る、なんて光景、想像するだけでぎょっとしませんか?お蕎麦がまずくなるから、お願いだからやめてくれ、と思うでしょう。反対に、イタリア人にしてみたらスパゲッティーをお箸で食べる、なんてのは受け入れがたいんだろうなと思う。

スパゲッティーも家庭料理になる程、日本の食文化に溶け込んだ今、それを和風の味付けにしたり、お箸で食べたりしても、日本の人は気にしない。もっと言うと、お蕎麦のように、ズルズルッと音を立てても、テーブルマナーの警告を鳴らす人も少ないだろう。これには、けっこうTPOにうるさい私でも、目くじらを立てることはないし、それに私だってお箸を使って食べたいパスタもある。でも、お蕎麦をフォークで、しかも音を立てないで食べられちゃぁ、たまったもんじゃないなぁ、って思うってことは、お蕎麦はまだまだ世界に浸透していない食べ物なんだろうなぁ。。。そんなことを先日、学大のビストロに行った帰りにボンヤリ考えていた。

このビストロは、自然派ワインと本格イタリアンをビストロ感覚で楽しむといった感じのお店。最近の流行りなのか、お皿代わりにまな板を使った、とびきりダイナミックで個性的な前菜の盛り合わせが出てくる。イタリアの生ハムやパテ類、和洋折衷なチーズやサラダ、などなどが盛ってあるのだが、その端にカツオのタタキ、というか、イタリアンだからカルパッチオというか、、、。でも正直、かなり日本の「タタキ」寄りな切り身3枚がドデーンと寝そべっている。とはいえ、クリームみたいにマイルドなタマネギソースが添えられて若干洋風な香りもする。そのせいかな、パテや生ハムと同じテンションで同じプレートに盛られていても、さして驚かない。テーブルには、ナイフとフォークとスプーンのみ。この、カツオをフォークで食べるなんてとんでもない、とも思わないのも不思議だ。ついでに、自然派スプマンテがさらに美味しく感じる。こういう自由なお料理には特に、ルールのない自然派ワインがぴったりだと、個人的には思うのだ。

高級フレンチを食べるときには、それ相応のテーブルマナーを。古典的な日本食を食べるときは、それ相応の作法を。などとTPOオバサンのワタシは思うけど、自由に西洋と東洋を行き来する、いわば食の「テルマエ・ロマエ」ワールドでは、そんなことは少し忘れたい。従来の形にこだわらないお料理なら、従来の作法にこだわらずに食べないと。ってなわけで、「タタキ」もフォークとナイフで、いただきまーす!(Anne)

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手前に、題してテルマエ・ロマネ風のカツオ。カルパッチオというより、タタキ、ですよね?オニオンソースの上で寝そべってます。

 

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こんな雰囲気のお店で、落ち着く。ナイフとフォークとスプーンがセッティングされている。

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