2017/01/31

真冬のサマードレス

湯たんぽ達

これは以前に『大人のおしゃれ手帖』でご紹介いただいた、私のあったかグッズ・湯たんぽ達です。この時期の必需品!

さてさて。寒い日が続いたのもつかの間、また4月並みの陽気になったこの頃、公園周りをウォーキングしていたら、まだ1月というのに花盛りの紅梅に出くわしてしまいました。ああ、お願い、せめて2月になってから咲いてくれよう、と寒い季節が好きな私は、早すぎる春の訪れを、見事ではあったものの、見なかったことにしたいぐらいでした。もう少しニットの重ね着したいしなぁ。もう少し、ムートンシューズ履いてたいしなぁ。好物の常夜鍋だってまだやってないし、恒例の『美々卯』のうどんすきだって食べに行けていない。それに何より、お布団に入って湯たんぽを足元で挟んで寝る極楽気分を、お願い、もう少し!と思いながらひたすらウォーキング。そして次に目にしたものは、これまた鮮やかなレモンイエローの菜の花!!確かに綺麗だけど、、、。もはや冬の終わりを告知されたみたいで、がっかりです。

というわけで、私は秋から冬にかけての寒い季節がとても好きなわけですが、ここでちょっと「撮影あるある」です。お洋服の撮影だと、季節の先取りをするので、真冬にペラペラのサマードレスの撮影があったり、真夏にカシミヤコートの撮影があったりします。しかも屋外で。この仕事をする前は、モデルさんってよくあんなことができるなぁ、私にはムリムリ、と思っていましたが、いざ自分の番になると不思議なもので案外平気。暑いとか寒いとかの感覚スイッチが、束の間ですがオフになるというのでしょうか。でもこれって、スタッフの皆さんのサポートあってこそできること。ロケジャンと呼ばれる大きなダウンコートを合間合間でかけてくれたり、ホカロンやひんやりグッズはもとより、ジェットヒーターで熱風を流してくれたり、団扇で絶え間なく仰いでくれたり、本当に感謝感謝です。そんなお力添えがあって乗り切れてますが、長丁場になるとさすがに寒暖に体が反応してきます。これって私だけ?

そこで、私は同業者によく聞くんです。「真冬の撮影と真夏の撮影、どっちが楽?」と。つまり、真冬にペラペラのサマードレスを着て、極寒の太平洋を背に、ふきつける木枯らしにも「ああ、気持ちがいい」の笑顔をするのと、真夏の炎天下、カシミヤコートを着て、熱風が押し寄せる都心の一角で、ホットココア片手に「ああ、あったまるぅ」と微笑むのと。さてどっち?みなさん「わかんない」「どっちも、かなぁー」「今は冬だから夏の方が楽な感じがするけど」などなど、と答えてくれますが、なんのその。現場では嫌な顔ひとつせず、涼しげにこなしています。みなさん、さすが。私は、といえば、冒頭で寒い季節好きをアピールしましたが、撮影に関しては逆。どちらかというと真夏のカシミヤコートの方が楽だと思っています。でもやっぱりこうも冬が短くなると、思いっきり寒さを味わえる「真冬のサマードレス」の恩恵を受けたい気もしますね。

ちなみに、私の祖父は、毎年1月に寒中水泳に出かけていました。だれも泳いでいない下田の海に、ザブッと飛び込み、80歳超が海水パンツ一丁でカエル泳ぎをしていると、必ずや遠方から怒鳴り声が聞こえたそうです。「死んじまうがなぁ~!あがってこいやぁ~」、とね。(Anne)

2017/01/20

いろはにてみやげ

ROZAのロシアチョコ

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

とはいえ、もう寒中見舞いの時期になってしまいましたね。

年末から今まで、クリスマス、忘年会、スキー、年越し蕎麦、元旦、お節、初詣、新年会などなど、年末年始はイベントが目白押しで、とうとう数年前から年賀状の準備が間に合わなくなっている我が家です。なので、この頃は寒中見舞いで失礼しちゃっているんです。もう少しゆとりのある年末年始を送りたいものですね。

さて。この時期は特に、親戚訪問だったり、友人宅に招かれたりということもしばしばあると思いますが、そんなときに私がいつにもなく張り切っちゃうのが手土産選びです。

どんなものが喜ばれるのか考えるのは楽しいですし、本当に喜んでもらえるとこちらも幸せな気分になりますよね。受け取るのも差し上げるのも嬉しいもの。

というわけで、急に手土産の話がしたくなったので、わたしの手土産の「いろは」、定番をご紹介します。とはいえ、わたしはやっぱり昔からあるものを好むところがあるので、誰もが知っている手土産。偉そうにご紹介するまでもないんですけどね。

でもまあ、まず一番は上の写真の『 ROZA』のロシアチョコレートです。我が家の親戚一同の間では、こんな手土産が定番として行き交います。

https://roza-denenchohu1954.jimdo.com

私が子供のころから親しんだ味。レトロでどこかロシアン風の包み紙を集めては眺めてという時間を過ごしたほど思い入れが深く、これは親族一同にとっても同じです。でも、そんな思い入れがなくても、レトロな味わいや包みが好みの同年代もしくは年配の女性に、これを持っていくととても喜ばれます。年配の男性でもご自分のお母様が好みそうな、と言って懐かしがってくれますが、男盛の男性はあまり見向きもしてくれませんのでご注意を。

そういう方には、例えば『瑞花』の「チョコの種」とかを持っていくと驚くほど喜ばれることもしばしば。『瑞花』のチョコの種、以前は、コーヒー味とか、きなこ味とかバリエーションがあったのですが、最近はないようですね。かわりにチョコあられ、というのがあるようなのでトライしたいです。

『空也』の最中もしかり。これはぶら下げて行って、失敗したとか、恥ずかしい思いをすることはないかな。

あとは、友人宅でのシャンパン会には、『WEST』の「ポロン」。ナッツの香りと粉砂糖がたまらなくシャンパーニュの香ばしさとマッチすると思うんです。包装も清楚でエレガントな印象なので手土産としても好評ですが、こうして思い出すだけでも食べたくなるほど、私の好物でもあります。

あと、迷った時に直行するのが『DALLOYAU』。目的はマカロンですが、フィナンシエも時々選びます。『LADUREE』のマカロンよりも贔屓にしてるのは、丸みのある形と中のペーストが重すぎない感じだからでしょうか。

あと、小さいお子さんや年配の方も一緒というときは、オーソドックスですが、『千疋屋』のフルーツは間違いなく喜ばれますよね。自分用に何千円もかけてフルーツを買うことはまずないですからね。

ちなみに、こういう忙しい時期のホームパーティーって主催する方は大変ですよね。私はお料理すべて準備する時間の余裕がない時は、デリに頼り、プラスでサラダやメインやデザートだけ私が用意する、という手抜きパターンで乗り切る時もあります。今回は、子供にも安心食材を使っている『みどりえ』にお願いして、好評でしたよ。

こういう話、なんだかエンドレスにダラダラと語ってしてまうくらい好きですが、この辺で。

(Anne)

2016/12/31

2016年大晦日

12月雪山2

みなさま、2016年も今日で最後となりましたね。あっという間すぎて、振り返ろうと思っても何も思い出せませんが、これって私だけ?

なんだか慌ただしく過ぎてしまったことだけは思い出せるのですが、、、。

ともあれ、大晦日は大掃除で綺麗サッパリしたくなるのと同じで、心も綺麗サッパリしたくはないですか? 続きをみる

2016/12/22

はじめてのストーリーテリング

先日、夢が叶いました!といっても、とってもとっても小さな夢ですが。

おはなしのろうそく11 

はじめて、ストーリーテリングというものをさせていただきました。素話とか語りきかせとかともいうものです。絵本の読み聞かせも好きですが、素話にもずっと憧れていました。というのも、私にはこんな経験があります。

子供のころから夏休みは毎年山間の避暑地で過ごしていましたが、私が小学生のころでしょうか、我が家の2件先に2つ年上の女の子のお友達がいて、そこへ遊びにいくのが楽しくてしかたがありませんでした。とりわけ、夜は。と、いうのも、、、。

木陰に隠れた家は、夜になると夏なのに肌寒くなり、蛍光灯の青白い光にチラチラと蛾が舞っているような、全体的にひんやりとした雰囲気がありましたが、そんな中で、そこのお家のお母さんが、怪談を素話でしてくれるからです。毎晩のように語ってもらって、それはそれは怖いものでした。そして、それはそれは魅力的でした。さらに、そのお母さんの吸うタバコの煙も、ハスキーな声も、くっきり吊り上がった黒いアイラインも、真紅の口紅を塗った大きな口も、時々別部屋のドアが開いて痩せたお婆さんがスウッーと出てくる様子も、そしてそのお婆さんが窓辺で煙管を吸う姿も、全てが怪談の世界のようでした。そして帰りは必ずウチの門まで送ってもらわないと、一人で帰れません。それくらい怖い話でした。なのに、また翌日になると早々に夕食を済ませて、まだ日のあるうちに2件先へ急ぎ、「怖い話、してー!」と遊びに行くんですから。懲りもせずに。それはつまりそれくらい語りが上手かったということと、友人宅という安心できる場所で、友人のお母さんという安心できる人から語られたからなのでしょうね。

たぶん、それ以来だと思いますが、私の心のどこかで、人に物語を語りたい願望がじっくりゆっくりトロ火で煮立っていたんだと思います。幾度も、私は人にお話をするのが好きだな、と自分で思うことがありましたが、ある時、そんな思いが導いてくれたのでしょう、素話の発表会を見学する機会がありました。読み聞かせのボランティアや子供の保育・教育関係者の方々が、素話のトレーニング講座を終えて、発表をするというものです。素話を聞いていると、まるでお話自体が息を吹き返すようなそんな感覚があり、また面白いことに話す人によって、同じ話でも全然違ったカラーになるんだと知りました。絵本の読み聞かせでもそうですが、もっとカラーが出ような。

先日も、地域の『大きなお話会』というのに参加して、はたまた素話の面白さを痛感しました。小学生の高学年向けにある方が用意した素話で、『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』という本から抜粋したお話でした。それはそれは可笑しい話で、思わず吹き出しそうになるシーンも多いのですが、その本を購入して読んでみると、松岡享子さんの文の素晴らしさが、語られることによってもっともっと生きてくるものなんだなぁと思いました。

そんなこんなでいると、わたしにも巡ってきました。素話をする機会が。読み聞かせボランティア養成講座の実習内で、ですけれどもね。選んだのは『せかいでいちばんきれいなこえ』(『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館編)というお話です。小ガモが広い世界を見ようと思って、ウチを出てみるといろいろな動物に出会います。聞いたことのない素敵な鳴き声に、自分も真似をしてみようと思いますが上手くできません。自信をなくした小ガモ。その時お母さんガモが現れて、やっと自分も同じように立派に鳴くことができました、という可愛らしいお話です。正直、お話を覚えるのは大変です。緊張もしました。でもお話を体に取り込んでみて、はじめて語ることの幸せを感じたひと時でした。

Anne

くしゃみくしゃみ天のめぐみ

こちらは『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』(松岡享子作/福音館書店)。5話のあくびやしゃっくり、くしゃみなどにまつわる素敵なおもしろ話が詰まっています。

2016/11/29

11月のお話にジビエ

ヒタキ

私の小さい頃は、11月といえば、一にも二にも柿。そして落ち葉焚き。そんなイメージでしたが、この頃は私の住んでいる東京ではもう焚き火をしてはいけないそうですね。私は昔、学校へ行くために早朝に勝手口から出かけると、ギュッと引き締まった空気のなかで、裏隣のおばさんが、庭の枯葉をサックサックと箒で集めている音を耳にしていました。夕方前、学校から帰ってくるころにはくすぶった焚き火の煙がモコモコたっていて、煤の香りを被って家に入る、といった感じ。それがいい空気とかいい匂いとか、そういう話ではなくて、ただ、五感を通じて「あ、11月だな」と季節を感じていました。最近では温暖化が進んだせいや、周囲の生活全般が時間や四季の変化を無視してでも便利さを優先するので、昔ほど季節の変化を感じなくなったように感じます。むしろ意識して季節行事に取り組まないと春夏秋冬もゼロ。そんな感じではないですか?夏なんだか冬なんだか、昼なんだか夜なんだか。それでは心がボヤッとして、もたついてしまう。健康にも良くなさそう。そんな風に思います。

フランスにいる頃は、並木道を埋め尽くすほどの黄色い落ち葉を蹴り歩いたり、商店街の肉屋の電球に輝く「ジビエ」と呼ばれる野鳥類が逆さ吊りにされはじめると、「あ、11月だな」と思っていました。そして、美味しいジビエにありつける以外は、私はその11月が物悲しく、なんとなく嫌いでしたが、それも、矛盾しているようですが季節が巡ってくる喜びでもあったと思うんです。

というわけで、私はやっぱり子供たちには、四季折々の感覚を五感で感じて欲しいと思い、この11月も選書しました。ところで五感と聞いて、おや?と思われたかもしれません。でも、絵本は、見る、聞く、ですが、たちまち一つの世界観に包まれて、実際に香りはたちこめないけれども、嗅いだこともない美味しいパイの匂いを嗅いだような気持ち、もっというと、本当に嗅いでる気持ちになったり、実際に触れはしないけれども、触れたこともない動物の毛皮の柔らかさを感じたような感覚になると思うんですよね。

で、この度、小学校では、相手は4年生。お昼時。十分内容が深いものでもいけそうでしたが、せっかくの真昼間だから、重い話より、少しワクワクするものが良さそう。そう思って担任の先生に伺うと、子供たちは動物ものが好きだとのお返事。じゃあ、ジビエの季節だし、野鳥の話にしようと『くちばし/どれがいちばんりっぱ?』選んだ次第です。

反応は、、、シーン、でしたが、後から先生が、緊張気味の私を気遣ってだとは思いますが、「皆集中して聞いてました。やっぱり生き物、好きですね」とおっしゃったので、良しとしています。

それにしても、大人が読んでも面白い本です。是非。

(Anne)

くちばしどれがいちばん?

『くちばし/どれが一番りっぱ?』(ぶん/ビアンキ、え/薮内正幸、福音館書店)この表紙をみるだけでも、ひとえにくちばしといっても様々というのが良くわかります。文章はビアンキ。私はシートンもいいけど、ビアンキの動物記はもっと好みです。絵は薮内正幸さんで多くの生き物の絵本を手がけている方。美術館もあり、ウチの坊主と近々行こうと思ってマス。

イスカ

緑色の小さなヒタキが、イスカのくちばしの形に驚いてます。だって、上下くいちがいになっているんですから!こんなくちばしがあるなんて知りませんでした。そもそも、ヒタキ、イスカ、そんな名前だって知らなかったんですから。

ソリハシセイタカシギと

ヒタキがまた驚いています。上に反り返ったくちばしと、下向きに曲がっているくちばしです。しかも名前もムズカシイ!ソリハシセイタカシギと、ダイシャクシギです。それぞれの形には訳があるんです。

2016/10/31

道具を使ったお話し会

毎月お手伝いさせていただいている図書館のお話し会。今回は特別に面白い経験をさせてもらいました。通常の絵本の読み聞かせではなく、「スペシャルおはなし会」というイベントで、テーマは道具を使ったお話でした。道具を使ったお話とは、一体どんなものでしょう?たとえば、エプロンシアターとか、ちょっとした指人形を使ったお話とか、お絵描き歌とかのことです。そこで、私もなにか出し物をしなくてはならず、でもなにせ初めてのこと。どんな出し物にしようかという以前に、どんな出し物があるのだろうというリサーチから始まりました。

そこで手渡された資料が、これです。

おはなしおばさんの小道具

藤田浩子さんという方の『おはなしおばさんの小道具』という本。こんな本があるなんてびっくりです。こういうのをもっと早くに、うちの子が小さい時に知っていれば、いろいろやってあげれたのにな、とちょっと後悔しつつ眺めはじめました。でも、指人形を作ったり、エプロンシアターを作ったりするような針仕事は断念。なぜって、私はボタン一つくっつけるのでさえ至難の技。結び目はゴロゴロで、仕上がりはとても大人が縫ったといえないような仕上がりなんですから。

なので、工作のものだったら、、、とページをめくっていると、折り紙話がありました。これなら、と早速準備にとりかかったわけです。『赤い鳥小鳥』という題のもので、おそらく北原白秋の詩からインスパイアされたものかという印象ですが、結論からいうと、これ、とってもシンプルで簡単なうえに、実際子供達に披露してみたところ、想像を絶する大人気。人気がありすぎて対処にあたふたしてしまったというぐらいでした。

折り紙で折った白い小鳥を出して、「おなかがすいた、なにか食べたいな。あ、あそこに赤いお花がある、あれを食べましょう。むしゃむしゃむしゃああ、おいしかったおなかがいっぱい。おうちにかえってねましょう。次の朝、小鳥が目をさますと、あらふしぎ赤い鳥になっていました。~」という具合に、赤いセーターの子をたべたり、黄色いリボンの子をたべたりして、白い小鳥が、赤や黄色の小鳥に変身するという内容のものです。小鳥を子供たちにあげても喜ばれます、と書いてありました。

というわけで、作ってみました。

白い小鳥

まず、折り紙で、白い小鳥と、他、いろいろな色の小鳥を用意しておきます。

いろいろな小鳥

鳥の巣に見立てたカゴを用意して、全部の小鳥をかくしておきます。

鳥の巣

白い小鳥を出して、子供達に見せ、おなかがすいたと言って、赤いシャツの子のところに行き食べるまねをします。(この時、なんとじっと座っているはずの子供達がいきなり近寄ってきて、餌をくれるまねをしはじめたので一瞬騒ぎになりましたが、図書館の方がなだめてくれて助かりました。)

そして「おうちに帰ってねましょう」と言って、白い鳥を巣(カゴ)にもどします。

それから鳥の巣から赤い小鳥を出して、あら不思議、で、ありがとう、と言って私はその赤いシャツの子にわたしました。

赤い鳥

というぐあいに、黄色、緑、青、など次から次へと変身させて子供達に渡しました。

黄色い小鳥

緑の小鳥

私の慣れない話ぶりにもかかわらず、子供達はとっても喜んでくれましたよ!

じつはこの日、事前に何人子供が集まるかわからず、15羽だけカゴに入れて、あとは予備で5羽持って準備していました。でも来てくれたのはなんと17人!なので、なんとか数はぎりぎりセーフ。でも、初心者の私にはありがたいことですが大勢すぎて、うっかり数人の子供たちに渡すのを忘れ、お話しをおしまいにしてしまったんです。そうしたら、やっぱり子供はかわいいんですね。もらえなくて泣いちゃう子もいました。しまった!!慌てて予備の小鳥出してその子たちに渡して、なんとか機嫌を戻してくれましたが、冷や汗かきまくりで、演出もグダグダ!いやぁ、場数踏まないと、ですね。勉強にもなりましたし、緊張もしましたが、かわいい子供たちから、小鳥と引き換えにいいものをたくさん受け取ったとっても楽しいひと時でした。

(Anne)

2016/10/24

パラリンピック

やっと秋らしい朝夕を迎えることができるようになりましたね。もうほとんど散ってしまいましたが、朝窓を開けると金木犀の香りが出迎えてくれるこの頃が1年の中で一番好きです。金木犀がないフランスから帰国したばかりの頃は、この香りが鼻をかすめると懐かしさで胸がはち切れそうになっていました。

金木犀

日本には金木犀をはじめ、私が心地の良さを感じる景色や習慣がたくさんあります。一方で、時折少し息苦しく思う時もあります。それは、フランスに比べると、人と違うことが評価されづらいところでしょうか。フランスだと、ひとりひとり意見が違って当たり前、討論と呼ばれる意見のぶつけ合いをするのが楽しい、移民が多いことも手伝って見た目の違いも大きいですが、なんのその、それぞれの個性に誇りを持っているという具合です。でも、日本だと、意見はなるべく衝突させないように、目立った格好はしないように、協調性が大切と気を使うばかりに、挙句の果てに願わくば、あと10センチ背が低かったらと思うまでの心境になることもあるんです。みんな同じという環境より、たくさんの「違い」が身の回りにある方が私はホッとしますが、みなさんはいかがでしょうか?

前振りが長くなりましたが、そんな角度から、先月のパラリンピックに纏わる話をちょっとしたいと思います。

この夏のオリンピックは面白かったですね。みなさんはテレビで観戦しましたか?私は、水泳と陸上に贔屓の選手が登場していたので、すくなくともハイライトは見逃さないという程度ですが楽しみましたよ。それと、いろいろな国の選手が登場するので、これは世界地理に関心を持つチャンスだと、うちの子もテレビの前に座らせ、出身地の説明をしてみたりもしました。まあ、実際説明がクドくなると、「ママ、いいから」と口をつむらされ、肝心なのは競技の方だと諭されることもしばしばでしたけれども。

そして、その後のパラリンピックの方はいかがでしたか?こちらは、私は、オリンピックとはちょっと違う楽しみ方をさせてもらいました。こちらは新聞を通して毎日ニュースを得ていたのですが、勝ち負けやメダルの数にはあまり関心が持てなかった代わりに、選手ひとりひとりが頑張ってる姿はもちろん、ハンディに対してをどういう風にサポートして試合にするのかという競技方法を知ったり、義足や車椅子などのテクニカルな面に興味をそそられたりと、国や人種の違いもさることながら、たくさんの「違い」を目の当たりにし、様々な「アイディア」を知ることの方にワクワクしました。子供の小学生新聞にはたくさんの写真が情報と共に掲載されていて、母子共に、へぇ、と思うことがたくさんあったわけです。

思えばロンドンパラリンピック開幕前に、表参道駅に日本代表選手の等身大ポートレート写真がズラーっと飾られていましたよね。それぞれ個性を持った選手の力強い「気」が伝わって来るような、宮本直孝さんの素晴らしい写真が心に残っています。今回は、前回よりも増して、パラリンピックの宣伝ポスターや、その他選手を採用した企業広告なども目立ったように思います。

あるとき、ウチの子がなんらかのポスターの前で立ち止まり、釘付けになっているときがありました。どこか急ぎで向かう途中だったので、少し離れたところから私は「行くわよ、遅れちゃうわよ」と急かしてみてましたが、聞こえていない様子。ジッと見入っているんです。なんのポスターだろうかと近づいてみると、義足をつけたパラリンピック選手が写っていました。うちの子は去年保育園に貼ってあったポスターで、義足というものがあるのは知っている筈です。何かに興味を持ったんだな、と少し待ってみることにしました。選手の姿が、普段あまり見かけない、ちょっと「違う」様子だから気になるんだろうと。しばらくすると、「ねえ、ママ、このロボット、すごい」と言って私の方をふり返りました。義足のことです。そのときふとこう思いました。

小学生新聞には毎日パラリンピック選手が紹介されて、街中にはこうしてたくさんのポスターで紹介されていました。こんなふうに多種多様な人の姿を目にして、「違い」にどんどん慣れていって欲しいと。それに例えば義足をカッコイイと思って、ひょっとすると義足作りの技師になりたいと思うかもしれません。本来、私たちはたくさんの「違い」に囲まれて生きている筈です。違いがある方が自然なこと。違いを知れば知るほど、認めれば認めるほど、ひとりひとりの可能性も夢も広がることでしょう。私にとってパラリンピックはオリンピックとは別の、ともするとそれ以上の意味のある世界スポーツ大会かもしれないと思いました。(Anne)

2016/09/24

9月の絵本

読み聞かせの話ばかり続いてしまっていますね。

すみません!

9月は、お月見があったり、敬老の日があったり、リンリンチロチロ鳴く虫の声も心地よい季節ですよね。

そうしたテーマをもとに、まず選書に励みました。

今回、小学校の方は1年生担当でした。図書館の方は、いつもそうですが、小さい子がきても大きい子がきても対応できるように少し多めに準備します。今回は小学生が多く来てくれました。

いろいろ検討しましたが、やはり私としては『パパ、お月さまとって!』(エリック・カール・作/偕成社)は外せなくて、結局小学校と図書館の両方で読んでしまいました。おそらく子供達は何度も読んでもらっているだろうなと思いつつ、でも以外とそうでもなかったりします。

パパおつきさまとって 続きをみる

2016/08/31

晩夏の読み聞かせ

月末のお話会では、いつもその月に見合ったものを選書するか、それとも季節を先取りするべきなのか迷ってしまいます。先日も、図書館のお話会が8月末に行われたため、晩夏らしいものにするか、それとも来る15夜のためにお月さまをテーマにした作品にするか悩みました。結局、両方選んで先輩の意見を聞いてみることに。その日は晴天で暑かったので、夏のテーマで良いでしょうということになりました。

その日集まった子供たちは、幼児というより、小学低学年生の方が多数でした。なので、あらかじめ選んでおいた絵本の中から、より物語性のある作品を引っ張り出しました。『ねこのはなびや』(渡辺有一・作/フレーベル館)と、『エミールくんがんばる』(トミー・ウンゲラー作/文化出版局)です。

両方ともユニークな物語で楽しく聞けるはずなのですが、残念なのことに、その日は私のコンディションがイマイチ(というと言い訳になってしまいますが)で、カミカミのお粗末。十分お話の面白さが伝わったかどうかが心残りの結果となってしまいました。少しばかり、こうしたお話会には文が長すぎたかなー、早口で読みすぎたかなー、などなど、反省点は沢山ありますが、次回に生かしていきたいと思います。

とはいえ、面白いお話なのでご紹介します。

夏の醍醐味というば、花火ではないでしょうか?

なこのはなびや

『ねこのはなびや』は、花火屋の白猫組と、黒猫組と、トラ猫組が、花火の腕を競い合うお話です。勝負は、お客さんの拍手や声援の大きさではかるのだというのですが、語り手の猫達はさすが花火屋とあって、それはそれは、「べらんめえ」とまではいかなくてもイナセな口調でノリが良く、読んでる私もテンション上がって楽しいです。それぞれの組の花火には特色があって、古典的なものだったり、スピード感のあるのもだったり、アイディア満載の花火だったり。それがダイナミックなタッチで描かれていて、語り手のテンポと本当によくマッチしています。中には仕掛け絵本の様に大きく広がるページもあって、あっと驚く花火が登場しますが、そこはもう、読み聞かせる人の腕の見せ所でもある感じです。お話会でなくても、お家での読み聞かせにもオススメです。年中さんぐらいから楽しめると思います。

お次は、『エミールくんがんばる』。

エミールくんがんばる

これは海の底からやってきたタコのエミールくんが、地上で大活躍するという、いかにもトミー・ウンゲラーらしいお話です。なにせタコですから、足8本。楽器を演奏させれば、同時にハープとコントラバスとシンバルを使いこなしてしまうし、海で見張りを担当すれば、一気に4人も救助してしまう。

エミールくん/救助

軟体という特異体質で、何にでも化けて見せて周囲を楽しませます。

エミールくん/ものまね

しまいには沖の悪者を取り捕まえて、4本の足で押さえつけながら、残りの足で船を操縦し岸に戻ってみせてくれるのですから。

エミールくん/かつやく

想像力豊かな物語で、ウチの子もお気に入りの一冊です。

次回の読み聞かせは、9月です。テーマは、お月さま、秋の虫、などでしょうか。。。がんばります。(Anne)

大人のおしゃれ手帖ブログ 更新情報を受け取る

大人のおしゃれ手帖ブログ
更新情報を受け取る

Twitterでフォロー

RSSで購読

RSSファイル

follow us in feedlyfeedlyで購読

メルマガを購読